寂れた日記

曇り後

贅沢貧相ぼっち飯

少し前の記憶。疲れてるから適当に思い出して書く。

最寄りのライブハウスは地方にしてはそこそこのキャパで(地方だからこそなのかも)、有名なバンドもライブツアーなどでたまに来る。昔一度だけブッキングで出た事もあってか、有名なバンドが来ると妙にそわそわしてしまう。僕の好きなバンドamazarashiも同じ地元なので当然何度かライブをした事があり、ふふふふふとにやけたのを覚えている。

そんなライブハウスなのだが、有名なバンドが来るとなると、やはりチケットが高い。普段の3〜5倍もするので、普段からケチって行かないわいからすれば手が出にくい。そして有名なだけあってツアーには追っかけがいるもので、迷ったらあっという間にチケットが完売する。わいが金持ちならぽんぽんチケットを買うし、地元民の強さをいかせるのだが、わいは貧しいのでそんな選択肢は無い。

ライブには行けないが、有名なバンドを見たい…………結果…………

 

 

 

 

 

こそーりライブ会場の裏で聞くという、お菓子を買わないのに紙芝居を見て怒られるかわいそうな子供みたいな事をする。

あまり褒められたものではないが、防音設備がちゃんとしていないライブハウスさんサイドにも非はある。近所迷惑でしょ、こら(◞‸◟)

 

某ロボットアニメのOPを歌ってる人気バンドを聴きながら食うスーパーカップみそ味はとても暖かく、贅沢に思えた。気付けば周りにも似たようなのが二、三人。距離こそ離れていたが、奇妙な親近感のせいか心の距離は近く思えた。ライブ会場の中にいるファンや出待ちのガールズ達はラーメンを食うというクソみたいな暴挙……反吐が出るマナー違反も出来ないんだ。ここにいる数人だけに許された惨めな贅沢をわいはずっと忘れないだろう。

 

 

ライブも終わって帰ろうと通りに出たら、裏口に出待ちだかあぶれたかの人混みが出来ていて、ハンバーガーやらコーフィーやらを飲んで談笑していた。こっちにいればもっと楽しかったかも知れない。マジで惨めなだけだも(◞‸◟)